車とインターネットをつなげ、さまざまなサービスを提供できるようにする次世代の車、コネクテッドカーについて、総務省は、セキュリティー対策など普及に向けた課題の検討を始めることになりました。
車とインターネットをつなげるコネクテッドカーをめぐっては、ネットを通じてハンドルを遠隔操作され、車が乗っ取られるおそれもあり、セキュリティー対策が普及に向けた課題となっています。
こうした中、総務省は、自動車メーカーや大手通信会社などに呼びかけてセキュリティー対策や無線通信ネットワークの在り方を議論する研究会を今月20日に発足させることになりました。
研究会には保険会社なども参加し、コネクテッドカーの普及で生み出されるさまざまなビジネスや普及に向けた施策も議論することにしていて、来年夏ごろに報告書を取りまとめることにしています。
高市総務大臣は13日の閣議のあとの記者会見で、「日本の産業を支えてきた自動車分野と情報通信技術の融合によって国際競争力を強化するとともに、コネクテッドカーの安全安心の確保を進めていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB