自動車メーカーの日産自動車とSUBARUが、出荷前の検査を資格のない従業員にさせていた問題で、国土交通省は、ほかの国内外のメーカーなど23社から同じような問題はないという報告を受けたと発表しました。
自動車業界では先月、まず、日産自動車で出荷前の検査を資格のない従業員が行っていたことが明らかになり、国土交通省は国内の自動車メーカーや海外メーカーの日本法人の合わせて24社に不適切な検査を行っていないか調査するよう指示していました。
国土交通省によりますと、30日までに各社からの報告が出そろい、SUBARU以外の23社からは同じような問題はないという報告を受けたということです。
国土交通省は今後、工場への立ち入り検査なども行い、各社の報告内容が適正かどうか調べる方針です。
一方、国土交通省は30日、SUBARUに対し不適切な検査が行われていた群馬県にある2つの工場の立ち入り検査を行うとともに、原因や再発防止策をまとめて、1か月後をめどに報告するよう指示しました。
-- NHK NEWS WEB