衣料品ネット通販の「ＺＯＺＯＴＯＷＮ」を運営する会社は１０月、試験的に送料を利用者に選んでもらったうえで配送コストなどを検討した結果、１１月１日から送料を一律２００円に見直すと発表しました。
衣料品ネット通販の「ＺＯＺＯＴＯＷＮ」を運営する「スタートトゥデイ」は宅配会社の料金値上げなどを踏まえて利用者が負担できる送料の水準を検討するため、１０月、試験的に送料を無料から３０００円までの間で選べる仕組みを導入しました。
その結果、会社によりますと、１０月２２日までの間に利用者の４３％が送料無料を選んだ一方、半数以上が有料を選び、金額は平均９６円だったということで、送料が有料でも一定の理解が得られるとしています。そのうえで具体的な送料については、１００円程度では配送コストが十分に補えないなどとして、１１月１日の正午から一律、２００円に見直すことにしました。
この会社は９月までは商品の購入金額が４９９８円以下の場合は送料が３９９円で、４９９９円以上の場合は送料無料だったため、利用者の一部は送料が実質的に値上がりするとしています。
ネット通販各社の間では、宅配最大手の「ヤマト運輸」が料金の値上げを進めていることを受けて商品の送料や仕組みを見直す動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB
