北海道を拠点とする航空会社、エア・ドゥは機長の退職によって乗員のやり繰りがつかなくなったとして、来月運航を予定していた新千歳から羽田と仙台を結ぶ便の合わせて34便を運休することを決めました。
運休を決めたのは、エア・ドゥが来月6日から25日の間に運航する予定だった、新千歳と羽田を結ぶ16便と、新千歳と仙台を結ぶ18便の合わせて34便です。
エア・ドゥによりますと、来月、所有する一部の機体を整備に出すことからボーイング737型機の運航を増やす計画でしたが、この機体を操縦できる機長が今月までに相次いで2人退職し、乗員のやり繰りがつかなくなったということです。
エア・ドゥは去年11月にも機長を確保できず運休していて、今後、機長の採用や乗員の配置の効率化を進めるとしています。
エア・ドゥは「お客様に多大な迷惑をおかけし深くおわび申しあげます。12月以降は影響の軽減に努めたうえで、運休が発生する場合は速やかにご案内します」とコメントしています。
航空業界ではLCC=格安航空会社の増加などによってパイロット不足が課題となっていて、平成26年にはピーチ・アビエーションでおよそ2000便、バニラエアでもおよそ150便が運休しています。
-- NHK NEWS WEB