ハロウィーンの31日、東京・中央区にある化粧品会社では、すべての社員がアニメのキャラクターなどに仮装して仕事に当たりました。
この会社は、化粧品の開発や販売を行う「ランクアップ」で、午前8時半の朝礼からおよそ50人の社員がアニメや映画のキャラクターに仮装して仕事を始めました。
この会社では社員のうち30人余りが子育て中の女性で、仕事以外の場で社員が交流する機会が少ないことから、5年前からハロウィーンの日に社内で仮装を楽しむようになったということです。
仮装しているとはいえ、オフィスでは社員たちがいつもどおり真剣な表情で打ち合わせや電話の応対などにあたっていました。
午後3時に業務を終えて会社の近くでパーティーも開かれ、日頃は飲み会などに参加することが難しい子育て中の女性も参加して、部署を越えて交流を深めていました。
2人の子どもがいる41歳の女性社員は「ふだん話す機会のない人とも仮装していると気軽に話すことができて楽しいです。午後5時からは仮装を脱いで新たな気分で子どもを迎えに行きたいです」と話していました。
岩崎裕美子社長は「女性社員は退社後も家事育児に追われ、働き続けています。きょうは業務時間内に心おきなく楽しんでもらい、またあすからの働く活力にしてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB