今月、岡山県の中国自動車道でトラックから落下したスペアタイヤにトレーラーが乗り上げて横転し、路肩に避難していた親子2人が巻き込まれて死亡した事故で、警察は31日、現場の高速道路を通行止めにして事故の詳しい状況を調べました。
今月18日、岡山県津山市の中国自動車道で落ちていたタイヤに乗り上げて車が動かなくなったため路肩に避難していた広島市安芸区の中村美香さん(49)と長女で大学4年生の亜美さん(21)が、同じタイヤに乗り上げて横転した大型トレーラーにはねられて死亡しました。
警察は31日午前10時から現場の高速道路を一時、通行止めにして路面に残された痕跡を確認するなど、事故がどのように起きたのか詳しく調べました。
警察のこれまでの調べで、落ちていたタイヤは広島県に本社がある運送会社の大型トラックから落下したスペアタイヤだったことがわかっています。
警察はタイヤを車体に固定する部品ごと落ちた疑いもあると見て、道路脇やガードレールの外側の斜面に部品などが落ちていないか調べていました。
警察は大型トラックの点検や整備の実態を調べるとともに、引き続き運転手から話を聞くなどしてタイヤが落下した原因について調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB