モスクワを訪れている世耕ロシア経済分野協力担当大臣は、経済協力の分野でロシア側と優先的に進めていく案件を絞り込むとともに、工場での生産性を向上させる取り組みなどで協力していくことで一致し、共同文書に署名しました。
モスクワを訪れている世耕ロシア経済分野協力担当大臣は3日、平和条約交渉と並行して協議を行っている経済協力プランを具体化するための作業部会に出席しました。
会議のあと、世耕大臣はロシアのウリュカエフ経済発展相との間で共同文書に署名しました。
発表によりますと、日本がことし5月に経済協力プランを提案して以降、日ロ双方から上がった合わせて100を超える案件のうち、優先的に進めていくものとして、30程度に絞り込み、協議を加速することで一致しました。
また、ロシア国内でモデル都市を選び、都市開発で協力していくこと、ロシアのメーカーに対して生産性を向上させる手法を伝えるほか、日本で研修を行うことなどでも合意しました。
会議に先立って行われたエネルギー分野の会合では、石油・天然ガスの共同開発や、ロシアにおける風力発電の導入、そして東京電力福島第1原子力発電所の廃炉技術で協力していくことでも一致しました。
世耕大臣は記者会見で、「12月に予定されている日ロ首脳会談に向けて大変有意義かつ重要な準備を行うことができた。日本とロシアの双方にとって実りある成果が実現できるよう、しっかりと取り組みを進めてまいりたい」と述べ、協議の成果を強調しました。
-- NHK NEWS WEB