障害のある人と一緒に働くとき、職場で配慮すべきことを図を使ってまとめた一覧表を東京都内の大学が作成し、企業などでの活用が広がっています。
この一覧表は文京学院大学が作成したもので、縦30センチ、横40センチの紙に、視覚障害や知的障害など9つの障害についてそれぞれ必要な配慮がまとめられています。
図をたどっていけば具体的にどういった配慮をすればいいか、わかるようになっていて、企業や自治体の間で活用が広がっているということです。
このうち東京・中央区のビルの管理会社では、精神障害のある人を雇用する予定があり、社員に一覧表を配ってできるだけ静かな場所で休憩ができるようにするなどの配慮が必要なことを確認していました。この会社の担当者は「細かい心遣いが書かれていて、よりよい職場作りに生かせると思います」と話していました。
ことし4月に施行された「改正障害者雇用促進法」では、障害者が働きやすい環境を整備することが企業に義務づけられています。
一覧表の作成を監修した文京学院大学の松爲信雄客員教授は「障害者への配慮は企業だけの努力では難しい。一緒に働く同僚など現場の人が障害者と働く際の心づもりを知るのに活用してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB