朝の出勤時間をずらして通勤ラッシュを緩和する「時差Biz」について検討する東京都の協議会が開かれ、ことし夏に試験的に行った取り組みの結果、一部の駅ではもっとも混雑する時間帯の混雑率が緩和されたことなどが報告されました。
東京都は、東京近郊で深刻な通勤ラッシュを緩和しようと、ことし7月に企業や自治体などと協力して社員・職員が時差出勤する取り組みを試験的に行い、効果を検証してきました。
2日の会合では、この期間の結果について報告され、参加者のおよそ6割が仕事の効率があがったり、プライベートが充実したりするなどの効果を感じたことや、一部の駅では最も混雑する時間帯の混雑率が緩和され、より早い時間や遅い時間に混雑が分散されたことなどが報告されました。
また、参加した企業の中で社員の残業時間が減るなど功績があった企業に対して、小池知事から表彰状が送られました。
東京都は、来年以降もキャンペーンを行うなどして時差通勤の取り組みを浸透させていくことにしています。
-- NHK NEWS WEB