この秋、収穫されたばかりの「新そば」を味わう催しが福井市で開かれました。
「ふくい新そばまつり」は、県内の製粉会社などでつくる実行委員会が、毎年この時期に開いているもので、福井駅前の屋根つき広場には、そば店やそばの愛好家で作る団体などがブースを構えました。
このうち、勝山市のそば愛好家で作る団体は、奥越地方に伝わる小粒で甘みが特徴の在来種の新そば800食を用意しました。
4日朝の福井市内は雨で、時折、風が強く吹くあいにくの天気でしたが、訪れた人たちは、温かいつゆをかけたおろしそばやかけそばなどをおいしそうにすすっていました。
会場の一角には、そば打ちのブースも設けられ、大きな鉢で生地をこねたり、専用の包丁を使って手際よく麺を切ったりする様子を間近で見ることができました。
横浜市から訪れた29歳の男性は「初めておろしそばを食べましたが、つゆがさっぱりしていてとてもおいしいです」と話していました。
「ふくい新そばまつり」は、5日も午前10時から午後4時まで開かれます。
-- NHK NEWS WEB