日本一の規模で知られる東京・浅草の鷲神社の「酉の市」が始まり、縁起物の熊手を買い求める人などでにぎわっています。
酉の市は、11月の酉の日に商売繁盛や家内安全などを願って行われる行事で、浅草の鷲神社とその周辺には縁起物の熊手を売る店が軒を連ねています。
熊手には、「金運や福をかき集める」という意味があり、店先には1つ1000円ほどのものから10万円以上のものまで大小さまざまな熊手が並んでいます。
中には17万円もする熊手を購入する人もいて、店の人たちは威勢のいい掛け声とともに商売繁盛を願う手締めを行っていました。
10年以上にわたって同じ店に熊手を買いに来ているという自動車販売会社の経営者は、「来年、会社が10周年を迎えるのに合わせて支店を作りたいと思っています。来年がいい年になるよう願っています」と話していました。
鷲神社の酉の市は7日、午前0時まで一の酉が行われたあと、今月18日の二の酉、今月30日の三の酉と続きます。
-- NHK NEWS WEB