神戸製鋼所は、検査データの改ざんを行っていた製品の安全性を調べた結果、7日までに出荷先のおよそ9割にあたる470社で一定の安全性を確認できたと発表しました。残る製品についても安全性の確認を急ぐことにしています。
神戸製鋼では、アルミや銅、鉄鋼製品などで強度などの検査データの改ざんを繰り返していたことが相次いで明らかになり、不正が行われた製品の出荷先は525社にまで拡大しています。
不正があった製品について、神戸製鋼は、出荷先の企業とともに安全性を調べていて、7日までに全体のおよそ9割にあたる470社で一定の安全性が確認できたと発表しました。
会社側によりますと、これまでのところ、直ちに使用をやめたり回収したりする必要がある製品は見つかっていないということです。
神戸製鋼では、まだ安全性の確認が終わっていない55社に出荷した製品について、検証を急ぐことにしています。
この問題をめぐって、神戸製鋼は、早ければ今週中にも、データの改ざんが繰り返された原因を社内で調査した結果などについて公表することにしています。
-- NHK NEWS WEB