日本のベンチャー企業が再来年の実施を目指す世界初の人工的な「流れ星」のイベントの盛り上げに、日本航空とコンビニ大手のファミリーマートが、見学用のチャーター機の運航やオリジナル商品の開発で一役買うことになりました。
東京・港区のベンチャー企業「ALE」は、高度400キロ付近に打ち上げた超小型衛星から金属の玉を放出し、大気圏で燃え尽きさせて人工的な「流れ星」を作り出す世界で初めての試みを、再来年、広島県付近の上空で行うことを目指しています。
「流れ星」は、広島県のほか、中国・四国地方の一部で見られる予定で、この会社は、花火大会のようなイベントにしたいとしています。
7日は東京・渋谷区で記者会見が開かれ、このイベントの盛り上げに、日本航空とファミリーマートが一役買うことが発表されました。
それによりますと、日本航空は、上空から流れ星を見られるチャーター機の運航を目指し、ファミリーマートは、流れ星にちなんだオリジナル商品の開発などを進めるということです。
この会社は、再来年のイベントが成功すれば、東京オリンピック・パラリンピックの会場や海外にも売り込みたいとしていて、社長の岡島礼奈さんは「上空を移動しながら見ることができる旅客機と、見える範囲に多くの店舗があるコンビニの支援によって、事業は大きく前に進みます。今後も協賛を募り、さまざまな楽しみ方が提供できるよう頑張りたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB