去年、神奈川県横須賀市の有料自動車道で、乗用車どうしが正面衝突して4人が死傷した事故で、一方の車を運転し、死亡した57歳の会社員が脳腫瘍による発作が起きる可能性があったのに運転したことで事故につながったとして、警察は危険運転致死傷の疑いで書類送検しました。
去年12月、横須賀市の有料自動車道、横浜横須賀道路の片側1車線の対面通行の区間で、乗用車どうしが正面衝突し、2人が死亡し2人が大けがをしました。
警察が捜査を進めたところ、センターラインをはみ出した乗用車を運転していて死亡した横浜市の57歳の会社員が、事故の1か月前に富山市内で事故を起こし、脳腫瘍の疑いがあると診断され、医師から脳腫瘍に伴う発作で意識障害に陥る可能性があると指摘されていたことがわかったということです。
医師からは「絶対に運転しないように」と注意されていたということです。
さらに同乗していた人が「事故が起きる直前には会社員が発作を起こし、代わりにハンドル操作をした」と説明したということです。
警察は、脳腫瘍による発作が起きる可能性があったのに運転したことで事故が起きたとして、死亡した57歳の会社員を危険運転致死傷の疑いで書類送検しました。
-- NHK NEWS WEB