大リーグに移籍する意向を固めているプロ野球・日本ハムの大谷翔平選手が、大リーグ球団との交渉に向けた代理人に、複数の日本選手を抱えるネズ・バレロ氏を選んだことがわかりました。
関係者によりますと、大谷選手は、このオフに大リーグに移籍する意向を固め、ことし9月中旬から日本の弁護士を通じて、大リーグの各球団との交渉にあたる代理人の選定を進めてきました。
その結果、アメリカの大手代理人グループのネズ・バレロ氏を選んだということです。バレロ氏は、今シーズン、メッツなどでプレーした青木宣親選手やマーリンズの田澤純一投手の代理人を務めています。
プロ5年目で23歳の大谷選手は、自由に移籍先を探せるFA=フリーエージェントの権利を持っていないため、このオフに大リーグへ移籍する場合はポスティングシステムと呼ばれる制度を日本ハムが利用する必要があります。ポスティングシステムは、譲渡金を支払って獲得する意思を示した大リーグ球団が選手側と交渉できる制度です。
大谷選手が交渉にあたる代理人を決めたことで、移籍に必要な準備が一歩進んだことになります。
-- NHK NEWS WEB