仙台市にある三井物産の子会社に勤めていた元事務職員が、会社の収入印紙を金券ショップで売却しておよそ960万円を着服したとして逮捕されました。この会社では、同じような方法で去年までに1億7000万円分の収入印紙が同じ金券ショップで売却されていたということで、警察は余罪についても調べることにしています。
逮捕されたのは、三井物産の子会社「三井物産プラントシステム」の元事務職員で、仙台市太白区の北村かつら容疑者(49)です。
警察によりますと、北村容疑者は、おととし7月までの4か月間に、管理を任されていた会社の収入印紙およそ1000万円分を、18回にわたって金券ショップで売却し、およそ960万円を着服した業務上横領の疑いが持たれています。
去年夏に会社の調査で発覚し警察が捜査していたもので、調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、この会社では、北村容疑者が在籍していた去年までに、会社の収入印紙およそ1億7000万円分が、同じ金券ショップに持ち込まれていたことがわかっているということで、警察は余罪を調べるとともに、金の使いみちなどについても捜査することにしています。
-- NHK NEWS WEB