アメリカのIT大手、アマゾンは、音声で家電製品の操作などができるAIスピーカーの日本語に対応した製品の予約販売を8日から始め、アメリカで最大のシェアを持つアマゾンの参入で、日本市場での競争が一段と激しくなりそうです。
人工知能を搭載したAIスピーカーは、人の呼びかけに応じて情報を検索したり、家電製品を操作したりできる製品で、アメリカで普及が進んでいます。
そのアメリカ市場で最大のシェアを持つアマゾンは、日本語に対応した製品の予約販売を8日からスタートし、来週から出荷を始めると発表しました。
東京都内で行われた製品の発表会では、ことばでAIスピーカーを操作して、音楽やニュースを流したり、照明をつけたりする様子や、タクシー会社と接続して車を呼び出す機能が紹介されました。
今後は、アマゾンが運営するネット通販で買い物ができる機能を加えることも検討していくとしています。
アマゾンでAIの開発を担当するトム・テイラー副社長は、「日本企業のサービスとの連携も増やしていく」と話しています。
日本語に対応したAIスピーカーは、IT大手のグーグルや、通信アプリ大手のLINEなども相次いで販売を始めていて、アマゾンの参入によって主導権争いが一段と激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB