9日のニューヨーク株式市場は投資家が期待してきた税制改革が先送りされることへの懸念から売り注文が広がり、ダウ平均株価は、一時250ドル以上値下がりしました。
9日のニューヨーク株式市場は投資家が期待してきた法人税の税率を引き下げる措置の実行が遅れそうだと一部のメディアが報じたことをきっかけに幅広い銘柄に売り注文が集まりました。
このためダウ平均株価は、一時、前日より250ドル以上値下がりしました。その後は値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、結局、ダウ平均株価は前日より101ドル42セント安い2万3461ドル94セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「アメリカの法人税率の引き下げについては財政赤字が拡大することへの懸念から与党・共和党の中でも異論が多い。法案審議の行方はう余曲折が予想され、株価にも影響を及ぼしそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB