生命保険大手の明治安田生命は、契約者の寿命が伸びているため、死亡保険のうち企業ごとに加入する「団体保険」の保険料を、来年4月から11年ぶりに引き下げることになりました。
発表によりますと、明治安田生命は、死亡保険のうち企業など団体で加入する団体保険について、高齢化で契約者の寿命が伸びているため、来年4月から11年ぶりに保険料率を見直すことになりました。
対象になるのは「団体定期保険」や「団体信用生命保険」などで、すべての年齢層で保険料が引き下げられます。
団体の規模や保険金額などによって違いはありますが、総保険金額を100億円とした場合の団体定期保険のモデルケースでは、年齢や性別によって月々の保険料が3.7%から23.7%の引き下げになるということです。
生命保険各社は同じ死亡率のデータをもとに保険商品をつくっていることから、今後ほかの生命保険会社の間でも団体保険の保険料を引き下げる動きが広がる見通しです。
-- NHK NEWS WEB