福岡県飯塚市で、車どうしの交通事故でけがをしたように装い保険金230万円余りをだまし取ったとして、無職の男ら9人が詐欺の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは福岡県飯塚市の無職、井上由吉容疑者(56)と、整骨院の柔道整復師、岡松幸則容疑者(51)など9人です。
警察の調べによりますと、9人は去年3月、飯塚市内のオートレース場の駐車場で、ワゴン車が別の車に衝突されて5人がけがをしたように装い、休業損害金や整骨院の施術費の名目で保険会社から237万円余りの保険金をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
警察によりますと、井上容疑者を中心に事件が計画され、岡松容疑者は飯塚市内の自分の整骨院で施術したように装っていたということです。
警察の調べに対し井上容疑者ら8人は容疑を認め、1人は「車に乗っていただけだ」と否認しているということです。
警察は、同様の手口の別の事件に同じ整骨院が関係していたことから捜査を進めていました。
警察はことし2月以降、別の詐欺グループも摘発し、被害額は合わせて2000万円にのぼると見て調べています。
-- NHK NEWS WEB