10日夜、長崎県佐世保市の廃業した会社の敷地で、この会社を経営していた男性が血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。警察は殺人事件として捜査しています。
10日夜8時半ごろ、長崎県佐世保市白岳町の廃業した自動車関連会社の敷地で、「男性が倒れている」と会社を訪ねてきた人から警察に通報がありました。
警察が駆けつけたところ、この会社を経営していた佐世保市大和町の朝重隆次さん(66)が意識のない状態で倒れていて、市内の病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと、朝重さんは、事務所とプレハブの小屋の間であおむけに倒れていて、首と右の脇腹に刃物で切られたり刺されたりしたような傷があったということです。また、これまでに凶器は見つかっていないということで、警察は殺人事件として捜査しています。
現場は、佐世保市中心部にあるJR佐世保駅から南東におよそ4キロ離れた住宅地で、近くには国道があり、大型店などが建ち並んでいます。
近くに住む43歳の男性は、「周辺は静かな住宅地で、物音なども聞こえませんでした」などと話していました。
-- NHK NEWS WEB