中国では11月11日は「独身の日」と呼ばれていて、インターネット通販各社の大規模な値引きセールがまもなく一斉に始まり、合わせて15億個の荷物が発送されると見込まれています。
中国では11月11日は、独身を意味する数字の1が4つ並ぶことから「独身の日」と呼ばれています。
この日に合わせてネット通販会社が、「自分へのプレゼントを買ってほしい」と8年前に大規模な値引きセールを始めたものが、今では国民的なイベントとして定着しています。
値引きセールは、現地時間の11日午前0時、日本時間の午前1時に一斉に始まり、食料品や日用品それに携帯電話など、さまざまな商品がネット上で販売されます。
このセールでの注文は年々増え続けていて、ことしは去年よりも35%多い合わせて15億個の荷物が発送されると見込まれています。
このためネット通販各社は大量の注文に対応するため、臨時のアルバイトを雇うほか、商品を発送する倉庫を自動化するなど対応を急いでおり、年々加熱するネット商戦は、物流の在り方も変えようとしています。
-- NHK NEWS WEB