神奈川県座間市のアパートで9人が遺体で見つかった事件で、最初に殺害されたと見られる21歳の女性は、逮捕された白石隆浩容疑者と初めて会った日から8日後に行方がわからなくなっていたことが、警視庁などへの取材でわかりました。白石容疑者はこの直前に女性から現金を受け取っていたということで、警視庁は一連の事件の発端となった女性とのやり取りを詳しく調べることにしています。
この事件で1人の遺体を遺棄した疑いで逮捕された白石隆浩容疑者(27)のアパートの部屋から遺体で見つかった男女9人は、女子高校生3人を含む15歳から26歳までの男女と警視庁が確認しました。
警視庁などによりますと、最初に殺害されたと見られる神奈川県厚木市の三浦瑞季さん(21)は白石容疑者とツイッターを通じて知り合い、ことし8月13日に初めて会ったということです。
白石容疑者は6日後の8月19日に女性から現金51万円を受け取り、現場のアパートを借りるため一緒に不動産仲介会社を訪れていて、女性は初対面から8日後の8月21日に行方がわからなくなったということです。
警視庁によりますと、白石容疑者は「アパートに入居するため現金を受け取り、8月下旬に殺害した」などと供述しているということです。
警視庁は一連の事件の発端となった女性とのやり取りを詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB