中国では、独身の日と呼ばれる11日にインターネット通販の各社の大規模な値引きセールが行われ、最大手の会社では一日の取引額が日本円で2兆8000億円余りと、去年を40%近く上回り、過去最高となりました。
中国では、11月11日は数字の1が4つ並ぶ「独身の日」と呼ばれ、インターネット通販各社は、毎年この日に合わせて大規模な安売りセールを行っています。
中国国営の新華社通信などによりますと、「独身の日」だった11日、最大手の「アリババ」は、一日の取引額が日本円にして2兆8000億円余りと、去年より39%増えて過去最高となったということです。
またインターネット通販2位の「京東」も、取引額は2兆1000億円余りと、去年に比べておよそ50%増えたということです。
これに伴って荷物の発送も増加し、11日一日で大手各社が発注した小包などの発送の件数は、およそ8億5000万件と、去年よりおよそ30%増えました。
インターネット通販各社は、「独身の日」に合わせて臨時のアルバイトを雇うなど対応に追われましたが、中国ではネット商戦が年々過熱していて、各社は、商品を発送する倉庫を自動化するなど物流技術の向上を図っています。
-- NHK NEWS WEB