12日、佐賀市で行われていたタイヤを滑らせて車を走らせる「ドリフト走行」のイベント会場で、車が観客に突っ込み、1人が意識不明の重体になるなど4人がけがをした事故で、車は直線部分を走行中にコースから外れていたことが主催者などへの取材でわかりました。警察は、会場での注意の呼びかけなどが十分でなかった疑いもあると見て安全管理に問題がなかったか詳しく調べています。
12日、佐賀市富士町にあるスキー場の駐車場で行われていたタイヤを滑らせて車を走らせる「ドリフト走行」のイベント会場で、走行中の車がコースを外れて観客に突っ込み、観客の男性1人が意識不明の重体になっているほかドライバーやほかの観客など3人がけがをしました。
会場は、観客などが見ていた場所と車が走るコースが、幅1メートルほどの花壇によって隔てられていただけでした。
また、イベントを主催した佐賀市の自動車整備会社などによりますと、事故を起こした車は「ドリフト走行」する急なカーブではなく直線部分を走行中にコースから外れたということで、会社側はこの場所で事故が起こることは予測できなかったとしています。
警察は、事故原因の解明を進めるとともに、会場での注意の呼びかけなどが十分でなかった疑いもあると見て安全管理に問題がなかったか詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB