新酒の仕込みが本格的に始まる時期を迎え、奈良県桜井市の「大神神社」で、酒造りのお守り、「大杉玉」の掛け替えが行われました。
酒造りの神様として信仰を集める奈良県桜井市の大神神社では、ご神体の三輪山の杉で作られた酒造りのお守り、「大杉玉」が拝殿などにつるされていて、毎年、新酒の仕込みが本格的に始まるこの時期、新しいものに掛け替えられます。
大杉玉は直径が1メートル70センチ、重さがおよそ250キロあり、神社の職員が8人がかりでワイヤーを引っ張って、高さ4メートルほどの天井まで持ち上げました。そして、みこが「三輪明神」などと書かれた木の札を取り付けました。
みこの1人は、「また1年、おいしいお酒ができるように祈りを込めて札を取り付けました」と話していました。
杉玉は小さなものも多数つくられ、14日、神社で行われる「酒まつり」で全国の酒造会社などに授けられ、それぞれの軒先に飾られることになっています。
-- NHK NEWS WEB