福岡市に本社がある健康食品販売会社の元社員らが、3万人を超える顧客の個人情報を持ち出し、新たに立ち上げた別の会社での営業に使っていたとして、警察は不正競争防止法違反の疑いで元社員4人を逮捕しました。
逮捕されたのは、福岡市博多区にある健康食品販売会社に勤務していた井手上貴幸容疑者(40)ら元社員4人です。
捜査関係者によりますと、4人は、以前勤務していた福岡市博多区の健康食品販売会社を辞める際に3万人を超える顧客の個人情報をUSBメモリーに記録して不正に持ち出し、新たに立ち上げた自分たちの会社の営業に使ったとして不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
新たな会社は、以前の会社のすぐ近くに事務所が置かれ、同じように健康食品の販売をしていて営業の電話を受けた顧客が、以前の会社に問い合わせをしたため不正が発覚し、会社が警察に被害を届け出ていました。
警察は4人が、違法に入手した情報を使って販売先を広げようとしていたと見て調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB