世界的にEV=電気自動車の導入に向けた動き、いわゆるEVシフトが進む中、「トヨタ自動車」は、世界最大の自動車市場の中国で、3年後の2020年から電気自動車を販売する計画を明らかにしました。
これはトヨタ自動車の大西弘致専務が、17日から中国南部の広東省広州で始まった「広州モーターショー」の記者発表で明らかにしたもので、3年後の2020年に中国で電気自動車の販売を始める計画です。
新しい電気自動車は、製造も現地で行い、現地のメーカーと作る2つの合弁企業を通じて販売するものと見られます。
中国では、深刻な大気汚染対策の一環として、国をあげて電気自動車の導入を進めていて、再来年からはメーカーに対して中国で製造・輸入する自動車の一定の割合を、電気自動車やプラグインハイブリッド車などいわゆる「新エネルギー車」にすることを義務づける新たな規制も導入し、世界最大の自動車市場・中国で一層のEVシフトが進む見込みです。
トヨタの大西専務は「これまでハイブリッドで培った技術を生かし、高性能なEVとして中国の消費者に満足してもらえる車両を提供したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB