18日朝早く、北海道苫小牧市の沖合で大阪の海運会社の貨物船が波消しブロックに乗り上げて座礁しました。乗組員4人は全員救助されけがはありませんでしたが、海上保安部は低気圧の影響による強風や高波が原因と見て調べています。
18日午前5時前、苫小牧市元町の岸壁からおよそ100メートルの沖合で、大阪の海運会社の貨物船「栄丸」(499トン)が波消しブロックに乗り上げて座礁しました。
船には4人の乗組員が乗っていましたが、救助要請を受けた海上保安部がおよそ4時間半後にヘリコプターで全員を救助しました。いずれもけがはありませんでした。
また、周辺への油の流出なども確認されていないということです。
苫小牧市では午前4時48分に22.9メートルの最大瞬間風速を観測したほか、海上保安部によりますと、当時、波の高さは4メートルほどあったということです。
また、貨物船の乗組員は「強風で流されてしまった」と話しているということで、海上保安部は低気圧の影響による強風や高波が原因と見て当時の状況を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB