来年の春に卒業する予定の大学生の就職内定率は、１０月１日現在で去年を４ポイント上回る７５．２％となり、この時期の内定率としては調査を始めた平成８年以降、最も高くなりました。
文部科学省と厚生労働省は先月１日現在の大学生の就職内定率を全国の６２の大学、およそ４８００人を対象に調査しました。
それによりますと、就職内定率は７５．２％で去年の同じ時期を４ポイント上回り、この時期としては調査を始めた平成８年以降、最も高くなりました。
地域別では関東が最も高く７９．８％（前年比＋０．１ポイント）、次いで近畿が７８．７％（＋３．１ポイント）、北海道・東北が７２．５％（＋４．０ポイント）、中部が７２．０％（＋５．７ポイント）、九州・沖縄が６８．７％（＋７．１ポイント）、中国・四国が５８．８％（＋１３．８ポイント）となっています。
文部科学省や厚生労働省は「景気の回復に加えて、人手不足を背景に企業が早期に内定を出す傾向があり、学生が例年より早く就職活動を終えている。まだ内定を得ていない学生に対しても引き続き大学やハローワークと連携して支援をしていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB
