19日、那覇市でアメリカ海兵隊の兵士が運転するトラックが軽トラックと衝突して男性が死亡した事故で、酒気帯び運転などの疑いで逮捕された兵士は、調べに対し、「基地の中で酒を飲んだ」と供述していることが、警察への取材でわかりました。警察は飲酒の状況や運転の目的など詳しいいきさつを調べています。
19日朝早く、那覇市泊の国道の交差点でアメリカ軍のトラックが軽トラックと衝突し、軽トラックを運転していた那覇市の会社員、平良英正さんが(61)死亡した事故で、警察は、トラックを運転していた沖縄のアメリカ海兵隊の上等兵、ニコラス・ジェームズマクリーン容疑者(21)を過失運転致死と酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。
容疑者の呼気からは基準のおよそ3倍のアルコールが検出されていて、警察は、目撃者の証言などから赤信号を無視して交差点に進入し、右折しようとした軽トラックに衝突したと見て調べています。
事故当時、1人でトラックに乗っていて、調べに対し、「基地の中で酒を飲んだ」と供述していることが警察への取材でわかりました。
警察によりますと、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊は「兵士は公務中ではなかった」と話しているということで、飲酒の状況や運転の目的など当時の詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB