江戸時代の伝統的な製法でつくるしょうゆの仕込みが千葉県銚子市で始まりました。
仕込みが始まったのは、およそ400年前に創業したしょうゆメーカーの千葉県銚子市にある工場で、毎年この時期、江戸時代から受け継がれる「寒仕込み」という製法でしょうゆの醸造を行っています。
初日の20日はおよそ20人の社員などが出席して会社の敷地内の神社で神事が行われ、しょうゆの原料の水やこうじ、米などのおはらいをしました。
このあと工場に移動し、こうじをほぐして色やにおいを確認したうえでたるに移し、「えいやせ、えいやせ」という掛け声とともにかき混ぜていました。
しょうゆメーカーの濱口敏行社長は「寒仕込みという方法では、よい品質のしょうゆが作れると言われています。今回もすばらしいものができると期待しています」と話していました。
20日仕込んだしょうゆはおよそ10か月かけて醸造し、来年の9月9日に出荷されることになっています。
-- NHK NEWS WEB