通信大手のソフトバンクグループは、新たに床の清掃を自動で行う業務用のロボットを開発し、深刻化する人手不足に対応したロボットの事業を強化していくことになりました。
発表によりますとソフトバンクは、すでに手がけているヒト型ロボットの「ペッパー」に続いて、来年夏から企業向けに業務用の新しい清掃ロボットの販売を始めます。
このロボットは人工知能を搭載し、人が一度運転したルートを記憶して自動走行しながら清掃作業を行えるということで、ショッピングセンターなどでの活用が見込まれています。
また、ペッパーについても、業務用ロボットとしての機能を強化して会話の受け答えのスピードを速めるほか、小売業やサービス業など業種別に機能を設定できるようにするということです。
さらに、レジの代わりに電子マネーなどで決済ができる機能も新たに設けるということで、人手不足が課題となっている企業向けに売り込みを強めるとしています。
ソフトバンクロボティクスの冨澤文秀社長は「ロボット分野で成功した企業はまだないので、日本から事業を加速させたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB