福島県下郷町の空き地に男性の遺体を遺棄したとして逮捕された30代の兄弟の供述に基づいて、警察が1キロほど離れた林を捜索したところ、別の遺体が見つかりました。警察は兄の知り合いで、およそ10年前から行方不明になっている福島県内の男性と見て確認を急ぐとともに、詳しいいきさつを調べています。
福島県国見町の無職、星久宏容疑者(39)と弟でさいたま市の大工、星賢二容疑者(35)は、去年6月ごろ福島県下郷町の空き地に、松田昭浩さん(42)の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで今月、警察に逮捕されました。
調べによりますと、松田さんは除染作業を行う会社で働いていたおととし、兄の久宏容疑者と知り合いましたが、去年6月ごろから行方がわからなくなったということです。
警察によりますと、これまでの調べに対して、兄弟が「ほかにも人を埋めた」と供述したため、20日に空き地から1キロほど離れた林を捜索したところ、死後かなりの時間がたったとみ見られる遺体が新たに見つかったということです。
警察は供述などから、遺体が兄の久宏容疑者の仕事上の知り合いで、およそ10年前から行方不明になっている福島県内の当時30代の男性と見て確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB