マレーシアと隣国シンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画のうち、マレーシア側の駅や橋などの建設をめぐる入札の募集が22日から始まることになり、東南アジア有数の大規模なインフラ整備計画が本格的に動き出すことになりました。
マレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールとの間では、およそ350キロを90分で結ぶ高速鉄道の建設が計画されています。
このうち、駅や橋などについてはそれぞれの国が自国内の部分を建設することになっていて、21日、マレーシア側は自国内の建設事業を取りまとめる企業の入札の募集を22日から始めると発表しました。
落札した企業は7つの駅と橋やトンネルなどの設計や建設、それに用地の取得などに関する業務を担うことになります。
これとは別に高速鉄道の車両については年内に入札の募集が始まる予定で、日本が新幹線方式の採用を目指して働きかけを強めているほか、中国やヨーロッパ各国の企業も受注を目指して売り込みをはかっています。
東南アジア有数の大規模なインフラ整備計画が本格的に動き出す中、入札の結果が注目されます。
-- NHK NEWS WEB