大手コンビニチェーンのミニストップは、来年1月から全国にあるすべての店舗で、成人向け雑誌の販売を中止することになり、全国に先駆けて、来月1日から千葉市内の店舗で実施することにしています。
大手コンビニチェーンのミニストップの藤本明裕社長は、21日午前、千葉市で記者会見し、来年1月から全国に2245あるすべての店舗で、成人向け雑誌の販売を中止すると発表しました。
藤本社長は、販売中止を決めたきっかけとして、青少年の健全育成などの観点から、販売方法の配慮を求めてきた千葉市の働きかけがあったと説明しました。このため全国に先駆けて、来月1日から千葉市内のすべての店舗で実施することにしています。
ミニストップによりますと、これまで30代や40代の男性客をターゲットにしてきましたが、女性の利用客が全体のおよそ2割まで増えていることから、女性にも利用しやすい店舗を目指しているということです。
藤本社長は記者会見で、「利用客から『成人向け雑誌があると、子ども連れの場合、入店をちゅうちょしてしまう』という声も出ていた。誰もが利用しやすい店舗作りを目指したい」と述べました。
また、会見に同席した千葉市の熊谷市長は「全国に先駆けて、千葉市で実施することを大変うれしく思っている。こうした取り組みがほかのコンビニチェーン店にも広がることを期待したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB