来年で、明治元年から150年となることを受けて、国土交通省は、初代の内閣総理大臣を務めた伊藤博文の旧邸宅などがある神奈川県大磯町のおよそ6万平方メートルのエリアを公園として整備し、一般に公開することを決めました。
公園として整備されるのは、初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文の旧邸宅「滄浪閣」と旧西園寺公望邸、旧大隈重信邸、それに、旧陸奥宗光邸の建物群がある合わせておよそ6万平方メートルのエリアです。
政府の有識者による検討会は「立憲政治の確立に重要な役割を果たした先人の建物が、歩いて移動できる範囲に集中して残っていて、ほかに例を見ない」と高く評価し、保存の必要性を訴えていました。
このため国土交通省は、来年で明治元年から150年となることを受けて、次の世代に残すため公園として整備することを決めました。
建物や敷地は、いずれも民間企業が所有しているため現在は公開されていませんが、国土交通省は今後、老朽化した建物の修復工事などを行い、来年10月をめどに一般への公開を始めるということです。
-- NHK NEWS WEB