JT・日本たばこ産業の新しい社長に就任することになった寺畠正道氏は、21日の記者会見で、国内の紙巻きたばこ市場が縮小する中、火を使わず煙が出ない「加熱式たばこ」に力を入れていく考えを示しました。
JTの新しい社長に就任する寺畠正道氏は51歳。平成元年に入社し、現在、海外事業を行う子会社の副社長を務めていて、来年1月に、民営化後最年少で社長に就任する予定です。
21日の記者会見で寺畠次期社長は「国内の紙巻きたばこ事業が縮小しているというのは認識している」と述べ、主力の事業が厳しい経営環境にあるという認識を示しました。そのうえで、「加熱式たばこを新規事業のような位置づけと考えていて、これから商品開発の投資をしっかり行っていきたい」と述べ、外資系の会社が先行している「加熱式たばこ」を強化し、巻き返しを図りたい考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB