14日のニューヨーク外国為替市場は、FRB=連邦準備制度理事会が利上げを決定したあと、アメリカの長期金利が上昇したことを受けて、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は一時、およそ10か月ぶりに1ドル=117円台に値下がりしました。
14日のニューヨーク外国為替市場は、FRBが追加の利上げを決定したあと、アメリカの長期金利が上昇したことを受けて、金利が高いドルを買って円を売る動きが強まりました。
このため円相場は値下がりし、およそ10か月ぶりに1ドル=117円台に値下がりしました。
一方、ニューヨーク株式市場は、FRBはアメリカの景気の先行きに自信を深めているという見方から買い注文が出て、ダウ平均株価は一時、取り引き時間中の最高値を更新し、2万ドルの大台に迫りましたが、その後は当面の利益を確定するための売り注文が広がりました。
このため、ダウ平均株価は前日より118ドル68セント安い、1万9792ドル53セントで取り引きを終え、8営業日ぶりに値下がりしました。
市場関係者は「FRBが声明とあわせて公表した来年以降の金利の見通しが、投資家の予想より高かったため、日米の金利差が拡大するという見方からドルが買われている。一方、株式市場では、これまでの株価の上昇ペースが急だったため、FRBの決定を受けて利益を確定しようという動きが広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB