21日夜遅く、岡山県早島町の交差点で緊急走行中のパトカーが軽乗用車と出合い頭に衝突して軽乗用車を運転していた22歳の男性が意識不明の重体となっています。
21日夜11時すぎ、岡山県早島町で交通違反をしたと見られるミニバイクを追跡するため緊急走行していたパトカーが、県道の交差点で軽乗用車と出合い頭に衝突しました。
この事故で軽乗用車は大破し、運転していた倉敷市の会社員、中島康成さん(22)が頭などを強く打って病院に運ばれましたが、意識不明の重体となっています。パトカーに乗っていたいずれも倉敷警察署の30代の巡査部長2人にけがはありませんでした。
警察によりますと、パトカーは事故の直前に現場付近の道路でミニバイクと自転車が並んで走っているのを見つけ、停止を呼びかけました。
しかし、ミニバイクが走り去ったため追跡し、赤色灯をつけてサイレンを鳴らしながら交差点に進入したところ軽乗用車と衝突したということです。
現場は信号機のない交差点で、警察は事故の原因を詳しく調べています。
倉敷警察署の向井宏副署長は「パトカーが事故を起こしたうえ、相手にけがを負わせてしまい、大変申し訳ありません。今後は職員の指導に努めて参ります」と話しています。
-- NHK NEWS WEB