東京ディズニーランドで、キャラクターの着ぐるみを着てパレードなどに出演していた契約社員の女性が、腕の痛みを発症したのは、過度な負担がかかる業務のためだったとして、千葉県の労働基準監督署が、労災と認定していたことがわかりました。
労災と認定されたのは、東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」の28歳の契約社員の女性です。
会社などによりますと、この女性は、東京ディズニーランドで、おととしから重さおよそ10キロのキャラクターの着ぐるみを着て、パレードやショーに出演していましたが、去年11月ごろから左腕に違和感が出始め、ことし1月に腕などに痛みやしびれなどの症状が出る「胸郭出口症候群」と診断され、休職したということです。
女性からの請求を受けて、千葉県にある船橋労働基準監督署が調査し、腕の痛みを発症したのは、腕に過度な負担がかかる業務のためだったとして、ことし8月労災と認定したということです。
オリエンタルランドは、「弊社の勤務で労災が認定されたことは真摯(しんし)に受け止めています。出演者に対するケアに、今後も取り組んでいきたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB