通信大手の「KDDI」は、英会話教室「イーオン」の運営会社を買収し、VR=仮想現実の技術などを活用した英会話プログラムなど、新たなサービスの開発を進めていくことになりました。
発表によりますとKDDIは、教育サービス大手の「イーオンホールディングス」のすべての株式を、来年1月中をめどに取得することで合意しました。
株式の取得額は明らかにできないとしています。
イーオンホールディングスは岡山市に本社があり、英会話教室の「イーオン」を全国でおよそ250か所で運営するなどしています。
今回の買収でKDDIは、イーオンが持つ教育のノウハウと、これまで培ってきたVR=仮想現実の技術を組み合わせて、あたかも海外旅行に行っているかのような疑似体験をしながら英会話を学べるプログラムなど新たなサービスの開発を進めていくことにしています。
携帯電話の契約数が頭打ちとなる中、KDDIでは保険や物販など通信以外の事業の育成を急いでいて、今回の買収で教育分野に参入し、収益力の強化にもつなげたい考えです。
-- NHK NEWS WEB