11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて、さいたま市の企業では、夫婦円満を後押ししようと定時退社を呼びかけました。
さいたま市北区に本社がある自動車部品大手の「カルソニックカンセイ」は、埼玉県などが「いい夫婦の日」を、「県内一斉ノー残業デー」としたことを受けて、初めて本社の社員全員に定時退社を促しました。
会社には、埼玉県のマスコットキャラクターの「コバトン」が訪れ、昼休み中の社員たちに、22日が「ノー残業デー」であることをPRしたほか、夕方には人事担当者と一緒に廊下を練り歩き、定時の午後6時で退社するよう社員に呼びかけました。また社員食堂では、地元の商店が夫婦の会話のきっかけにしてもらおうと“いい夫婦”にちなんだお菓子などを販売しました。
大手生命保険会社の「明治安田生命」が、1500人を対象に行ったアンケートによると夫婦円満の秘けつのトップ3は、「よく会話をする」「感謝の気持ちを忘れない」「相手を尊重・信頼する」という回答になりました。
この結果について新婚の女性社員は、「きょうは、夫の会社も定時退社デーなので食事をしてゆっくり話したいです」と話していました。
カルソニックカンセイ人事グループの松本大輔さんは、「早く帰宅して家族でゆっくり過ごして、あすからまた頑張ってほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB