デザイン性や機能性に優れた日本の風呂敷を世界に発信しようと、東京都は風呂敷をテーマにしたイベントを来年パリで開くことになり、具体的な展示内容の検討を始めました。
東京都は、文化交流の一環として、来年11月にパリ市で風呂敷をテーマにしたアートイベントを開催することにしています。
22日、都庁では東京やフランスの企業の幹部のほか、歌舞伎俳優の松本幸四郎さんなど文化芸術の第一人者らが出席して実行委員会が開かれ、具体的な展示内容の検討を始めました。
このイベントでは、さまざまなデザインの風呂敷を展示するほか、風呂敷の包み方などを体験するワークショップを開くなどして、江戸・東京の文化や芸術などの魅力を発信する方針です。
東京都によりますと、フランスでは去年、使い捨てのプラスチック製のレジ袋の使用が禁止されたことから、風呂敷をレジ袋の代わりとして使うことを提案するなど環境保護の面からもPRしたいとしています。
小池知事は「日本の風呂敷のエコロジーの知恵、そしてアートを東京側とパリ側とが連携しながら世界へと発信していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB