22日の東京外国為替市場は、取り引きの材料に乏しい中、トランプ政権のいわゆる「ロシア疑惑」をめぐる現地の報道などをきっかけにドルを売って円を買う動きが出て円相場は値上がりしました。
22日午後5時時点の円相場は、前日と比べて、51銭円高ドル安の1ドル=112円5銭から6銭でした。また、ユーロに対しては、前日と比べて、36銭円高ユーロ安の1ユーロ=131円74銭から78銭でした。ユーロは、ドルに対しては、1ユーロ=1.1757から58ドルでした。
市場関係者は「『ロシア疑惑』をめぐって捜査当局がトランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問と海外の指導者との接触を調べていると一部で報じられ、ドル売りの動きが出た。ただ、22日にアメリカで発表される企業の設備投資などに関する経済指標を見極めようと、積極的な取り引きを控える投資家も多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB