正月の縁起物として、来年のえと、「犬」をかたどった陶器に日本酒を詰める作業が三重県伊賀市の酒造会社で行われています。
古くから酒造りが盛んな三重県伊賀市の阿保地区にある「若戎酒造」は、およそ20年前から、えとをかたどった陶器に日本酒を詰め、正月の縁起物として出荷しています。
ことしも日本酒を詰める作業が始まり、25日は4人の作業員が来年のえと「犬」をかたどった陶器のつぼに専用の管を入れ、一升びんを逆さにして日本酒を流し込んでいきました。そして、ひとつひとつ丁寧に封をして箱詰め作業をしていました。
最近では、国内をはじめ台湾やシンガポールなどからも注文があるということです。
酒造会社の益寛さん(37)は、「陶器に入れているのでお酒がまろやかになると好評をいただいています。正月に家族や友人と一緒に飲んでいただきたい」と話していました。酒を詰める作業は来月上旬まで行われるということです。
-- NHK NEWS WEB