全国の若手の技術者や職人が日頃、磨き上げてきたものづくりやサービスの技を競う「技能五輪全国大会」が栃木県で開かれています。
「技能五輪全国大会」は23歳以下の若者が、機械の操作や料理、接客などの技術を競う大会です。ことしの開催地の栃木県では、24日の開会式に続いて25日から競技が本格的に始まりました。
このうち、宇都宮市の会場で行われている、2人1組で生産機械を組み立てる「メカトロニクス」という競技では、選手たちが互いに声を掛け合いながら一つ一つ部品を組み立てていました。
また「配管」の競技は、パイプを加工したり接合したりして図面どおりに配管設備を作るもので、選手たちは額に汗を浮かべながら臨んでいました。
会場には選手が所属する企業の関係者のほか、ものづくりを学ぶ高校生なども訪れ、選手たちの技を見守っていました。
先輩が出場しているという県内の職業訓練校の男子生徒は「自分もいつか肩を並べられるようになって技能五輪に出場したいです」と話していました。42の職種で1300人余りが出場する今回の大会は、27日まで開かれます。
-- NHK NEWS WEB