ミャンマーで、茶道や生け花といった日本の文化を地元の人たちに体験してもらい、交流を深めようというイベントが開かれています。
このイベントは、NHK文化センターが毎年、世界各地で開いていて、ことしはミャンマーの最大都市ヤンゴンで行われています。
会場では、茶道や書道、生け花といった日本の文化が紹介され、多くの地元の人たちでにぎわっていました。
中でも地元の人の人気を集めていたのは浴衣を試着できるコーナーで、若い女性たちが好みの色柄の浴衣に袖を通し、うれしそうに記念写真を撮っていました。
ステージでは、日本の琴とミャンマーのたて琴の奏者が、日本の「さくらさくら」や「上を向いて歩こう」を一緒に演奏し、味わいの違う2つの琴のハーモニーに温かい拍手が贈られていました。
ミャンマーには民政移管後、多くの日系企業が進出し、日本語を勉強して日本での就職を希望するミャンマー人も増えるなど、交流が深まっています。
日系企業で働いているという23歳の女性は「日本とミャンマーは友好的な国どうしだと思います。今度はミャンマーの文化を日本の人たちに知ってもらいたいです」と話していました。この催しは26日まで開かれています。
-- NHK NEWS WEB