15日のアジア各国の株式市場は、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が利上げを決定したことを受けて、アジアから資金の引き揚げが進むことを警戒して、午前中、香港やシンガポールなどで値を下げて取り引きされています。
15日のアジア各国の株式市場は、アメリカのFRBが利上げを決定したことを受けて、今後ドル高がさらに進み、アジアの新興国から資金の引き揚げが進むことを警戒して、ほぼすべての取引所で値を下げる展開となっています。
日本時間午前11時半の時点で、香港では1.2%値を下げて取り引きされているほか、フィリピンで1%、シンガポールで0.8%下落しています。
市場関係者は「アジアでは株価に一時的な下落が見られるが、FRBの決定は市場では織り込み済みで、今後も値下がりが続くということはないのではないか。当面は、アメリカのトランプ次期大統領がどのような経済政策を打ち出すかが焦点になる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB