札幌市東区の路上で女性を包丁で刺し大けがをさせたとして、児童相談所に通告された12歳の少年の自宅から、凶器に使われた包丁とは別の新品の包丁1本が押収されていたことが警察への取材でわかりました。少年は「包丁は2本とも万引きした」と話しているということで、警察が入手のいきさつをさらに調べています。
今月25日、札幌市東区の路上で帰宅途中の20代の会社員の女性が背中を包丁で刺されて大けがをした事件では、市内に住む12歳の中学1年生の少年が関与を認めたため、警察が児童相談所に通告し、少年は、一時保護されています。
警察によりますと、少年は被害者と面識がなく、「人が死んでいるところや人を殺すところを想像していた」などと話しているということです。
これまでの調べで、凶器に使われた包丁は現場で見つかっていますが、ほかにも自宅から新品の包丁1本が押収されていて、少年は「2本とも1か月くらい前に商業施設で万引きした」と話していることが、警察への取材でわかりました。
警察は、少年がこれらの包丁を入手したいきさつをさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB